コラム

2022年03月09日

非認知能力とは

非認知能力とは
IQや学力、偏差値などのような明確な数値で測れるようなものではなく、数値では測りにくい協調性やコミュニケーション力、論理的な思考力など子どもの将来や人生を豊かにする能力のことを「非認知能力」といいます。

 

ペリー就学前教育プログラム


「非認知能力」はなぜ子どもの将来や人生を豊かにするのでしょうか。
「ペリー就学前教育プログラム」を例に挙げて見てみましょう。
「ペリー就学前教育プログラム」は心理学者のデイビット・ワイカートが提案し、1962年に始まりました。アメリカのミシガン州にあるペリー小学校付属幼稚園で行われた実験のことです。この研究に関与したシカゴ大学の労働経済学者であるジェームズ・J・ヘックマン教授による研究発表によって非認知能力という概念が見出されるきっかけとなりました。彼は「5歳までの環境が人生を決める」と断言したことでこのプログラムは大きな注目を集めました。
具体的にこのプログラムは、経済的余裕がなく幼児教育が受けられない貧困世帯の3~4歳の子ども123人からランダムに抽出された58人に、「質の高い就学前教育」を施しました。
・週3回午前中に2.5時間、教室で授業を実施
・週1回1.5時間、教師による家庭訪問を実施
・これを2年間継続
プログラムに通った子どもと通わなかったこどもでは人生がどのように違うのか今も追跡調査が続いています。この実験から、就学前に教育を受けた子の方が、学歴、雇用形態、所得、仕事ぶり、社会的能力に優位な差が生まれることがわかりました。「非認知能力」は子どもの将来や人生を豊かにするのです。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/dai2/siryou1.pdf
非認知能力を高めるには
では、どのようにして子どもの非認知能力を高めたら良いのでしょうか。

幼児期の非認知能力は、遊びの中で育つと考えられています。
特に外遊びは非認知能力を育てるために欠かせません。体を動かす遊びを通じて協調性やコミュニケーション力、意欲などが身につけられます。
保護者の方は、お子さんが非認知能力を身につけるために、
    見守る
    安全な環境を用意する
    自分でやろうとすることを尊重する
など協力してあげることが大切です。

また、非認知能力を高めるためには、乳児期の愛着形成が重要です。
愛着形成とは、お子さんが特定の他者に対して持つ情愛的な絆のことを指します。これは、お子さんのその後の心の発達や人間関係に大きく影響します。
乳児期に安定した信頼感を得ることは、その後の非認知能力にも大きな影響を与えます。信頼感を得るためには、スキンシップが効果的で、お子さんをありのまま受け入れることでお子さんの自己肯定感などにも繋がります。

具体的な例
では、具体的に非認知能力を高めるにはどのような遊びがあるのでしょうか。

—    ごっこ遊び
ごっこ遊びは創造性やコミュニケーション力、ルールを守る規範意識などが鍛えられます。
鬼ごっこのように、屋外でのごっこ遊びは運動能力も鍛えることができます。

—    空き箱や洗濯バサミなどで工作
ティッシュペーパーの空き箱やトイレットペーパーの芯、新聞などを使用した工作は、創造性や表現力を鍛えることができます。好きなようにやらせてあげることで、子どもの創作意欲が湧き、自分主体で進めることできるので、非認知能力が鍛えられます。

—    読み聞かせ
読み聞かせは非認知能力に良い影響を与えます。子どもは読み聞かせを通して、想像力を働かせたり、登場人物に共感したり、道徳心を学んだりして対人関係を認識します。読み聞かせはさまざまな非認知能力を鍛えることができるのでおすすめです。

—    ブロック遊び
子どもに人気のレゴなどのブロックは論理性と創造性を同時に鍛えることができます。多彩なパーツを使用することで、論理的な思考力を育むこともできます。
プログラミングスクールCotoMiraiでは、ブロックを使用した教材「KOOV®︎」も扱っています。「KOOV®︎」はレゴなどのブロックとは違い組み合わせの方向も間違えるとうまくできません。そのため、普通のブロックを扱う際には必要のない、「集中力」「見直しすること」が身につけられます。
より詳しい情報はこちらのコラムに掲載していますので、ぜひご覧ください。
https://www.kids-mirai.jp/event_content/199